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時計の種類

カシオ、時計業界に進出

電卓業界トップの座を不動のものとしたカシオは収益基盤の強化を図るため、時計業界の進出を決定します。当時機械式から切り替わりつつあったクオーツ式のデジタル時計は、水晶発振器のパルスをカウントするカウンター、つまり「1秒1秒の足し算を行なっている簡単な加算器」と考え、電卓で培ったLSI技術を最大限に活用します。そして1974(昭和49)年、カシオの電子腕時計第1号「カシオトロン」を発売しました。この「カシオトロン」は、時・分・秒のほかに、フルオートカレンダーを搭載、大の月・小の月はもちろん、閏年の調整すら不要の優れものでした。
1983(昭和58)年には、カシオの腕時計を代表する「G-SHOCK」の第1号(DW-5000C)が発売されます。それまでの時計ではあまり使われなかったプロテクション技術を上手く腕時計の世界に持ち込んだことが成功の要因です。まず、内部の時計モジュールを確実に保護するために衝撃吸収材で包み込み、外郭を卵の殻の様に、特殊なウレタン樹脂を利用して、全方向カバリング構造という仕組みで頑強に保護しました。これらの構造が10mの高さから落下しても大丈夫という非常識なタフネスを実現しました。
「G-SHOCK」は、後に海外でも逆輸入の形で人気が沸騰、その際立った堅牢さを買われて、湾岸戦争やイラク戦争などに派遣される軍人たちにも愛用されるなど品不足が続くほどの大ヒット商品となりました。このG-SHOCK人気に後押しされ、重厚でタフネス感を強調した商品が、各社から相次いで発売されるようになりました。時代のトレンドは耐衝撃性とタフネスとなり、女性も大きな腕時計を身に付けるようになりました。
1994(平成6)年、カシオは女性向けのGショックともいえる「Baby-G」シリーズを発表しました。Gショックの耐衝撃性を継承しながら、ポップ感覚溢れる色調でまとめあげ、当時のティーンの女の子の間で人気となります。その後“Baby-G”は、機能別・テーマ別のバリエーション展開を続け、現在では様々なシーンで“Baby-G”を愛用する女性が増えています。 2004(平成16)年にはフルメタルケースのソーラー電波ウオッチ「OCEANUS」「LILANA」を発売、日本の時計業界を牽引し続けています。

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